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デジタル磁気スキャナ検定部会は、デジタル機器に特化した検査体制が県内に無かったことから設立された部会です。部会には、アドバイザリボードを設置し各分野の専門家の助言を戴き運営します。

NPO法人沖縄グローカルインキュベーション
デジタル磁気スキャナ検定部会
お問合先は、検査申込書に記載しております

 対象とする装置 

  • 両コイル磁気スキャナ(水平・鉛直型)
  • デジタル増幅器

 性能評価項目 

  • ①コイル1磁気誘導起電力測定 (検査電流 6種)
  • ②コイル2磁気誘導起電力測定 (検査電流 6種)
  • ③アンプ増幅度測定  (検査電流 9種) 
  • ④外観検査(キズ・歪み・亀裂・緩み等 15カ所)
  • ⑤センサ本体絶縁抵抗検査 (1カ所)
  • ⑥コイル抵抗値検査 (2カ所)
  • ⑦アンプ本体のフローティング検査 (GND、信号部)
  • ⑧アンプ耐候性試験(雰囲気温度40℃×0.5H)

 検査成績書発行 

  • ①性能評価結果を記した検査成績書
  • ②アンプ貼付け用ステッカー(二次元バーコード付き)
  • QRコードのURLは検査実施日の翌々日以降公開されます。

 検査成績書の有効期間 

  • 発行日から1年です。

 デジタル磁気スキャナ性能検査申込書ダウンロード 

 デジタル磁気スキャナ性能検査設備のご紹介 



【性能評価方法のご紹介】


① コイル1磁気誘導起電力測定 (検査電流 6種)

図1

検定用周波数発振器から6種類の電流を流し、 コイル1の電磁誘導起電力を計測し、表1、表2に示す起電力(mV)以上の値が得られるか検査を行います。ピーク値の読取り誤差を無くすために、周波数切替え(検定シナリオ進行)と記録(ピーク値読取り)は全自動で行います。また、コイル1検査中はコイル2の起電力を監視し、外部ノイズが検知された場合は、検定シナリオを中断し、外部ノイズが発生していない状態で検定を行います。


表1

表2



② コイル2磁気誘導起電力測定 (検査電流 6種)

図2

コイル2の電磁誘導起電力を計測します。コイル1の検査と同様に外部ノイズ監視を行いながら、検査を実施します。起電力の合否判定基準は、表1、表2と同じ値です。





<ご注意点>
合否基準以上の起電力が得られない場合は、感度不良として検査結果を提出させて頂きます(アンプによる増幅は認めておりません)



③ アンプ増幅度測定  (検査電流 9種)

図3

アンプ増幅度の直線性を検査します。増幅度は記録器で自動計測を行い、記録員による読取り誤差を排除します。


表3



④ 外観検査(キズ・歪み・亀裂・緩み等 15カ所)~ ⑦ アンプ本体のフローティング検査 (GND、信号部)

センサ部の外観を目視検査します。キズ・破損など性能に影響が出そうな箇所があった場合は不合格とします。また、絶縁抵抗は10MΩ以上で合格とします。

表4と5



⑧ アンプ耐候性試験(雰囲気温度40℃×0.5H)

炎天下での使用を想定し、熱暴走等の不具合が発生しないか検査を行います。恒温槽内にアンプを納め、雰囲気温度40度で30分間計測を行いゼロドリフトの有無、反応が遅くなっていないかなどを観測します。


【検査設備のご紹介】


写真1

検定室は空調管理を行い、ソレノイドの起電力が安定した状態を保ちます。また、ソレノイドは南北方向に設置しております。ソレノイド起電力は、磁気シールドルームで検証済みの製品を使っております。

 ソレノイドコイル
  ㈱ブライテック社製
 ※磁気シールドルーム
  大分県産業科学技術センター




写真2

シナリオ設定された検定用設定電流を通電します。電流値の切替は記録器と連携し自動で切り替わりますので、人為的な測定誤差なく再現性を担保しております。


写真3

センサまたはアンプ出力を自動記録し、ピーク値を算出します。写真3は、コイル2の検定画像で、青がコイル2の起電力をグラフ表示しております、緑色はコイル1の状態を監視しており、外部ノイズを検知した場合は、緑色が左右に振れて異常をアラートします。


写真4

夏場の作業を想定し、周囲温度40℃での試験を行い、電子部品の経時劣化による熱暴走、ゼロドリフトの有無を検査します。




【検査成績書発行】

図4
    検査結果は検査日の翌々日発行いたします。
  • (1)デジタル磁気スキャナ性能検査成績書(紙3ページ)
  • (2)アンプ貼り付け用検査結果シール(1枚)
  • (3)Web確認用QRコード



  検査のお申込みは有効期限の1か月前から受付けております。